奇怪で理解しがたい文字列

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囚われのパルマRefrainチアキ編を終えて|チアキ・カシマ相談員の記録 ep.8

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チャーとわたしの愛の記録ももう最終エピソードです。もう最後。終わりです

ありがとうパルマ、ありがとうチアキ・カシマ、ありがとう河内さん、ありがとう五十鈴大使。そしてありがとうCAPCOMチアキ・カシマを今日まで生かしてくれた森羅万象に感謝して明日から生きていきたい

※ いままでもろくな感想やプレイ日記だったことがないけど今回はすべてがポエム。すべてがネタバレ、のっけから全部話す

 

今回のチアキ・カシマ

1~7まで、チアキの心の変化をなぞっていくと、一つのエピソードごとにものすごく大きな曲線を描いているのではないかと思いました。上下にゆれゆれしていそう

彼はとてもやさしく、賢く、そして愛情深い人であるからこそ、「大切」をつくってこない人でした

その彼が毎回近づいて、離れて、試すように、確かめるように、一歩一歩距離を詰めていった先にあったのがエピソード8だと心から思います
あまりにも深いところに化膿した傷を持つチアキ・カシマだから、愛情も、苦しみも、全てが小出し小出しだったのだと理解もできます

ポエムかよ!何言いたいのかさっぱりわからん!書いてるわたしがまずわからん!

チアキは毎エピソードごとにドカンとしたものを落としてきましたが、全部一気に言おうと思えば言えたはずだなぁと思うんです。断片的に思い出していったことでも
でも簡単に伝えられないほど、気持ちの整理がつかないほど大切に思ってくれていることを、彼の過去を知るほどに感じられました

ほんとうに優しい子だなぁと思います。なんでこんな優しい子が自分から幸せになることを選択できないのでしょう。エピ8は特にそれを感じて切なくなったりもしました

でもエンド迎えたらそれももう過去のことだからよかった~!

 

チアキ謹製小人のおまもり

小人の顔を見た瞬間アオイ画伯再びかと思いました。これ小人の色にも意味があるみたいですね。わたしは「明るい太陽のように人々に希望と喜びを与えてくれる」黄色のノームでした

マダムの占いがエンドに関係していたのかどうか、正直わたしにはよくわかりませんでしたが、たしかにこの黄色のノームの説明には覚えがあります

忘れましたが(それは覚えがないというんだぞ!)、とにかくマダムが占ってくれたことです。あなたは降り注ぐ光、だとか太陽がどうのだとか。そんな感じのことをマダムは言っていました。マダムの占いは、チアキの感情の揺らぎなのかな。と思った時のことだったと記憶しています

須田に軽い不幸がふっかかっていることから、チャーがこの小人に込めた思いは相当なものだと思うので、百人力ですね。頑張って毎日を生きていこうと思います。明日からわたしがこびとずかんのグッズを持ち歩いていたらそういうことだと思ってください

 

気になることはまだあるよ

チアキ・カシマって名前がどこからきたのかとか、テツオ・クロイワは何だったのかなとか、割と気になることはあります。チャーはテツオのことを「歪んでいても愛情だった」みたいなことを言っていたし、その辺についてもちょっとだけ深堀したい気もします

普通にチアキ・カシマの話をきいているだけだと愛情だとはあんまり思えないですしね。クロイワはゴルツィネなのか?

あと仮にチアキ・カシマが自分でつけた偽名だとしたら、そこにどんな意味を持たせたのかなとかも気になる。でももうそれはそれでいいかなと思います。いいんだよ、目の前にいるのはただのチアキ。それでよくない?良いです。ありがとう

でもテツオのことはやはり気になります。テツオはチャーを引き取ってどうしたかったんでしょうか。跡取りにしたかったんでしょうか。ゴルツィネがアッシュにしたような教育を施したかったんでしょうか。それがテツオの愛だったんでしょうか。わからない

案外冬が配信されたらさらっと明かされたりするんでしょうか。まあテツオのおかげでチャーと出会えたところもあるから感謝してるよ。サンキューな

 

エンディングについて

おそらくエンド1的なエンディング(ネタバレ注釈)*1でした

確かに、わたしが考えていたチャーとの未来はこういう形だったと思います。一番しっくりきました子供たちと笑顔で写真におさままっているチャーを見ると、あったかくて、幸せそうで涙が出そうになります

チャーは何を考えているんでしょうか。教会で一緒に遊んだ仲間たちを思い出しているんでしょうか。それとも施設で面倒を見ていた小さい子たちを思い出しているんでしょうか
チアキが折り鶴を通して大切な人との関わり合いを持ったように、彼らに折り鶴を教えたりするのでしょうか

今までのチアキ・カシマの人生が光に変わっていくような想像ができる、とても美しいスチルです。大好きです。恋愛だとかどうとかでなく、彼の人生に陽がさしているのを見るようで、わたしが一番見たかったチアキ・カシマがここに居る気がします

ほかのエンドをまだ知らないから、他のを見たら恋愛要素つよくてそれもそれでたまらんわ!とか言うかもしれないです。チョロい女だから

でも囚われのパルマRefrainの初回に何の打算も計算もなく、ひたすらにチアキ・カシマと向き合い、時にキレ、ベトナム帰還兵であるジョン・ランボーをリスペクトしながら、素直なわたしが迎えたエンドが1であることに、とても納得をしています

だって本当に見たかったのはチアキ・カシマの人生が幸せであったかくてやさしくて輝くことだからです。わたしが居るのは決定事項だからそれはそれとして置いておいて

過去も含めた彼の人生すべてが花開いて輝くような未来が見たかったのです

ほかにはどんな未来があるんだろうと思うけど、ちょっと再プレイはしばらく無理ですね。まだかみしめていたい、わたしとチャーの最初の恋…(ポエム)

 

自分が話したいだけのチアキとわたしのこと

今までも全部そうじゃねえかっていうのは置いておいて

↓の長い話の最後にある【パルマ男子の優しさと愛について】がなんとなくのベースになって話が進んでいきます

m7q.hatenablog.com

チャーには目に見えないものを信じてほしかった

わたしはレ・ミゼラブルのミュージカルが好きなんですけど。原作は8Pくらいしか読んでないんですけど。ユーゴ・クロイワがヴィクトル・ユーゴーだとするなら(知らんけど)全部きちんと読もうと思っているんですけど、まぁそこはどうでもよくて

レミゼの歌詞で「誰かを愛することは神様のおそばにいるということ」というのがあるんです。この歌詞が大好きなんですが、ぼんやりとチャーにこれを感じてほしかったんだなと思いました

宗教的でおおげさに聞こえるけど全然そういうことではなくて
彼が小さいころ教会で遊んでいたからとか、「いつくしみふかき」が彼の心にあるからとか、そういうことがトリガーになっている可能性はあるけれど、言葉通りであって言葉通りではないです

奇跡だとか運命だとか神だとかそんな大げさなもんでなくてよくて、信頼だとか愛情だとか喜びだとか、そういうものを信じてほしかった
それが信じられないと、彼は自分で自分が幸せになる選択をしていかないと思った

上の記事では、確かにその時のテンションとノリではあったけど「永遠って言う言葉なんて知らなかったよね」っていう、そういう未来を彼と築きたいっていうのは本心だったんだなと思います

 

どうやったらそれを信じてもらえるのか

だって神でも相談員でもなく、チアキ・カシマがチアキ・カシマを許さなきゃいけないじゃないですか

死ぬほど好きな高尾滋先生の漫画「ゴールデン・デイズ」の影響を強く感じるよ!でもチャーには自分から不幸を呼んでほしくないってずっと思っていました

最初から何度も書いているけど、彼は「幸せになる選択をしない」とこのエピ8で確信したのです。よく言えば自己犠牲的です。普通に言えば自分は二の次です

満身創痍の自分を二の次にする。それが優しさだとしてもそんな優しさはいらないんですよ。こっちはランボーだから守られるとかじゃないんですよ。ほんとここがガソスタだったら爆破してた

話を戻して、わたしが与えたい、信じてほしいと思ったのはやっぱり「永遠」だったんだと思います。正直Can you Celebrateのせいではあります。正直ね

でも、きっと今までいろんなものが手のひらから零れ落ちていくような感覚を持っていたチアキ・カシマに、絶対に手に残るものがあるってことを伝えたかったし、知ってほしかったし、そういう見えないものを見てほしかったし、手触りを感じてほしかったんですよ

彼が「幸せになる権利なんてあるんだろうか?」と言ったとき、マジでガラスを蹴破ってひっぱたきたいと思いました。権利どうこうじゃねえ~~~!お前が選ぶんだよ!誰もそんな権利はく奪してないよ!選んでないだけだよ!そのバサバサのまつ毛かっぴらいて見ろよ!お前はいつもそうだよ!

その黒曜石のように美しく深くきらめいている瞳に何を映してるんだよ!わたしか!よし!

 

ユーゴ・クロイワとチアキ・カシマ

でも彼が心に抱えていた傷は、本当にとても大きなものだから、そんな「誰も権利を剥奪してないよ」なんてことさえも見えなくなってしまうんだろうなと思います

チアキの心には、養父を手にかけてしまったと怯え泣いているあの頃のままのチアキが居て、大人になったチアキの裾をずっとつかんでいるんでしょう。その小さいチアキはユーゴ・クロイワなのだと思います

彼はユーゴを無視できないし、かといって手を取り合うこともできないんだと思います。どうしようもないとおそらく彼が思っているからです

だから彼は権利を持たないと思っているし、自分から幸せになる選択をしないのだと思います。わたしのような平和にのほほんと生きてきた人間にはまったくもってわかりません
わからなさすぎて申し訳ないけどだからこそランボー怒りのガラス割りですよ

わたしはチャーに、常に「自分を責めないで」という選択をしてきました

一緒に受け止めるよっていう気持ちもあったので、その二つが出てきた時は迷いに迷ったけれど、やっぱり何よりも責めないでほしかった。だって一緒に受け止めたところで、責めるのは変わらないもん

やっぱりチアキは自分を責めてしまうから、その自責感情がどうしたって幸福になることを選択していかないんですよね

 

「侑吾」とユーゴとチアキ・カシマ

でもユーゴと向き合う力を与えてくれたのは、相談員よりも何よりも「侑吾」くんだったんじゃないかなと思います

「侑吾」くん、とてもいい名前です。「われをたすける」と書いて侑吾ですよ。ご両親の愛を感じるよ。テツオにわけわからん所有者の刻印をされたユーゴの呪縛が、なんとなくとけた瞬間なのではないかと思いました

河内さんから五十鈴大使やご両親のことをきいたその日、チャーはどんな気持ちで眠ったんでしょう。少しドキドキしていたかもしれないし、口元が綻んだかもしれないし、混乱していたかもしれません。たぶん彼が感じたことないいろんな感情が渦巻いたような気もします

きちんと血と愛の通った名前です。人間の意志が働いて、彼のためだけに与えられたもの。意味からしても、彼の幸せを願う人間が彼の希望を祈ってつけた名前です

物心ついたときから「ユーゴ」という固有名詞だった彼が、テツオ・クロイワの養子になり、「ユーゴ・クロイワ」となって、テツオに縛られた十数年を考えると、「侑吾」は彼にとって初めて出会った「自分の名前」だったんじゃないかと思います

「家族」に憧れていた彼が、初めて感じた「家族」なんじゃないかとも思う。どんな理由で両親はこの名前を付けたのか考えただろうし、それを考えている時間、彼はきっと幸せだっただろうし、求めていた「家族」に触れられたんじゃないかなって思うよ

だんだん何が言いたいかわからなくなってきたけど、幸せだなって思いました。よかったよ~!とてもよかったです

名前を通して、彼の体に実の両親の愛が注がれたことがとてもよかった。大人になったチアキ・カシマをとっぷりと愛情で満たしてくれたって確信ができるのがよかったよ

 

チアキランボーについて

アルチュール・ランボーに関して、全く詳しくないし分からないなと思っています。そして、今でもランボーを愛するすべての人を否定するようなつもりは全くないです。あくまでも「チアキ・カシマ」の話で、ただの感情論です

個人的に、彼がランボーを好きっていうのが悲しく引っかかっていたんですね。わたし個人がそんなにランボーが得意じゃないのもあるかもしれないけど、それとは別に

今でも彼がランボーに惹かれているのであれば、そしてそのままずっと、一種のシンパシーを持っているのであれば、彼は不幸なのではないかと思ってしまう。チャーの身の上を考えたときに、ランボーに強いシンパシーを持ち続けてしまうのは建設的でないように感じてしまう

もちろん心の癒しにはなっただろうし、いろんなことを考える契機にもなっていると思いますし、ランボーの背景について考えたりすることもあったかもしれないし、そこは語られていないので計り知れないものです

語られていないからこそ、わたしが見てきたチアキ・カシマを組み立てていったときに、悲しいなと思ったんです

チャーにとってランボーは理解者だったかもしれないし、代弁者だったかもしれないし、心に何かスカッとしたものを与えてくれる知らない人間だったかもしれない。なんとなくわかります。でもずっとそれを持っていたら、彼は愛情も信頼も見えなくなっちゃうんじゃないかなって思ったんです

たぶんわたしの中で勝手にランボーはユーゴ・クロイワと強く結びついていたんだと思います。でもエンディングを迎えた今のチャーなら、違う気持ちでランボーを読むのではないかとも思えます

そしてまた、全然違う気持ちでランボーを好きになるのではないかと信じられます。だからランボーを解さないわたしにチャーが感じたランボーの話をしてほしい。そうやって昼下がりを過ごそうな。わたしはロミオとジュリエットについて話すよ

わたしは平和な女だから本当に、正直全然わからん、チャーの苦労。理解できないと思う。話を聞いても寄り添えないと思う。でもそれでいいんです。それだからわたしはチャーと一緒にいられるんです

今更だけどこの大見出し、すべてがポエムでしたね。今更~!

  

つまり何が言いたいって俺は今GLAY

もうこれ。これだよ。あなたを彩るすべてを抱きしめてゆっくりと歩きだす。俺たちの物語はここからだよ。もうほんとHOWEVER。名曲すぎない?感動した
だって絶え間なく注ぐ愛の名を永遠と呼びたいじゃん?もうここからの流れ全部がそうだったから正直わかるよね。そして言葉では伝えることがどうしてもできないよ。それが愛だよ。ポエム?当たり前ですよ人は恋するとポエムを詠むんですよヴェルレーヌだってランボーにそう言ってたよ(言ってないです)

だってチアキ・カシマ…だってチアキ・カシマ、そうじゃん、だって、「傷つけたあなたに今告げよう 誰よりも愛してると」じゃん…
プレイしてた時は泣きまくってたのでもう脳内にBGM流れるとかそういうのでは全然なかったんですけど、ツイートしまくってたら俺は今GLAY、俺はHOWEVERだ…ってなってきたのでHOWEVERです。名曲をありがとうTAKUROさん

ベタだけどわたしとチャーの結婚式ではHOWEVER流すしみんな黄色いサイリウムをゆらゆら振ってください。おいておくからね、お席にね。チャーがTERUポーズで入ってくるから拍手で迎えてね

 

  

キモすぎて公開すべき内容じゃなくない?って思ったけどまあパルマやると(一部の)人はこうなるから仕方ないね

こんな気持ち悪い人間に必ずなるわけではないし、これだけ気持ち悪いポエマーを生み出してしまうほど没入感のある素敵なアプリなので、ぜひ囚われのパルマおよび囚われのパルマRefrainをプレイしてみてね

パルマは製作の方が「人を一人そこに生み出すような感覚」と仰ったことがありました(うろ覚えなのでニュアンス)

プレイをすると、その言葉を真実として感じられます。彼らは生身の人間のように、きちんと画面越しにプレイヤーの心に触れてくれます

ハルト編、アオイ編に続き今回のチアキ編もプレイできたことに喜びを感じます。相談員一人ひとりの心に寄り添ってコンテンツを提供してくださる製作チームの皆様に心から感謝しています

はやく冬男(ユキ)にあいたいね

 

須田の稔ちゃん案件とかについても覚えていたら今後別の記事とかで触れたいと思います

須田のこと、最後の最後までよくわからなかったです。よくわからないけど彼も門司くんと同じで無事に生きてるといいなと思います

今はハルト編やアオイ編を再プレイしつつチャーをエンドレスしつつNEWGAMEしたりしたいとおもいます。今回も本当に素敵な時間を過ごしました。ありがとうパルマ、そしてフォーエバ

*1:チャーと再会し、チャーは五十鈴大使のすすめで発展途上国の子供たちに勉強を教えている。(たぶん)二人で一緒に生活をしているのかチャーだけが海外にいるのかなんとなく定かではないけど、幸せそうでハッピー